六本木クラブV2にてナンパ-GW最後の即を目指して-(後半)
【25:30】
夢から覚めたロミオ、イワセとナスダック君と合流。現状を認識するため、ここで軽くミーティングを挟む。
順調に番ゲし案件は出来ているが、確実に即まで至るかは自信が持てない、というのが共通の認識だった。
ピークタイムまでは残り1時間30分程度。焦りはあった。だが、ロミオとイワセはお互いの顔を見てニヤッと笑った。なぜだろう、ナンパ師の感じる独特の雰囲気というか、本当に今日は間違いなくいけるーそんな感覚を二人して感じていた。
【26:00】
バーカンの前でゆらゆらしてる3人組を発見。4.0、5.0、5.0といったところか。これは俺の考えだが、パッと見た印象で相手のテンションを読み取り、それをちょっと上回るくらいのテンションから導入すると、スムーズにオープンまで進む希ガス。
音楽に合わせて踊りながら接近。
「おいおい!GWも終わるってのにしけた顔してんなぁ~」、「そう、君は笑ったほうが可愛いよ♡」「ところで俺、笑うと藤ヶ谷太輔に似てない?w」
ロミオ担当は5.0、静岡出身で高級ホテルで仕事をしているとのこと。とりあえず「あぁ、ラブホテル?w」とネグる。反応はいい、IOIも確認出来る。ほかの二人がトイレに逃走したタイミングで番ゲして放流。
【27:00】
連れ出し案件に一斉に打診LINE。応答を待ちつつ、声掛け。通路を歩いていると5.5、5.5のペアを発見。イラついた表情で接近し、目が合った瞬間に満面の笑みを浮かべる。
「逢いたかったよ!久しぶり」
「いやいや、知らないからwww」
「せっかくだし、東京タワー見に行こうぜ!ww」
と若干会話になってないがオープンし、イワセと窓際に連れ出し。適当に和んだところで、LINEの応答がまだないことを確認。連れ出し打診。グダを崩せず、結果番ゲして放流。
【27:45】
この時間からは番ゲをすっ飛ばし、和んでは連れ出し打診。なかなか上手くいかない。そんな時。イワセが連れ出し打診した案件から返信。イワセと二人でトイレ前まで向かう。
先ほど和んだ5.5、5.5のペアだった(と思う)。
どこか反応がおかしい。だが一度は応じた連れ出し打診、グダはないだろうとゴリ押しでエレベーターを降りていった。
ここからが予想外の展開。まさかのグダである。
(おいおい、、、連れ出し応じといてそれはないだろ)
10分ほど押し問答を続けるも、友達が来るとの意味不明なグダを崩せず逃げられる。
今になって冷静に分析してみる。
恐らくだが、彼女たちは即系であった。俺たちがその日の即案件を探していたように、彼女たちも今夜のパートナーを探していたのだろう。俺たちはその候補には入っていた。だから連れ出し打診に一度は応じた。だが、合流してからの10数分の間に落第を押された。ほかのライバルからの打診に魅力を感じたのか。俺たちと過ごすより、朝まで女性のみで過ごすほうが楽しいと判断したのか。その真意はわからない。しかし、合流してからの俺たちの隠しきれないギラつきか、連れ出し先の選定に問題があったのか、とにかくその間に彼女たちを魅了できなかった俺たちに問題があったのだろう。
次回、ロスタイム編になります。